最近、事務所によく来るフィッシングメール ~皆さんのところには来ていませんか?~
- 行政書士 平野雅啓
- 3 日前
- 読了時間: 3分
行政書士事務所オフィスMです。
しばらく来なくなっていたのですが、最近また、「Amazon」「野村證券」「イオンカード」を名乗る、怪しいメールが頻繁に届くようになりました。
同じような怪しいメールを受け取って、不安になったことがある方もいらっしゃるかもしれません。
今回は、当事務所にもよく来る「大手企業を名乗る迷惑メール」の例と、既にいろいろなところで注意喚起されていることですが、やってはいけない対応について書いてみようと思います。

よく見かけるメールの内容例
【Amazonを名乗るメール】
「注文内容の確認」「サインイン異常が検出されました」「アカウントを一時停止しました」など
【イオンカードを名乗るメール】
「カード利用が一時停止されています」「再認証をお願いします」など
【野村證券を名乗るメール】
「口座に不審なログインがありました」「暗証番号再設定のお知らせ」など
見た目が本物そっくりで、ロゴや文面、リンク先のページまで本物と区別がつきにくいものもあったりするようなので、普段利用している会社を名乗るメールには注意が必要ですね。
下は当事務所に実際に来たメールです。
うちの場合、特にネットショップのメールアドレスによく来ています(^^;

フィッシングメールのくせに「野村證券を装ったフィッシング詐欺による不正取引が多発しています」なんて注意書きがあったりして(^^;

そもそも、うちは野村證券に口座持ってないんだけど。

うち、Amazon Primeの会員じゃないし。

うち、イオンカード持ってないし。
前はNHKを名乗る、NHKプラスが云々というメールもよく来ていましたが、うちには最近来なくなったようです。
こんなメールは怪しい
本文の日本語が不自然(敬語が変、企業が送ってくるような言葉遣いではない、など)
URLが公式サイトではない(amazon.co.jp ではなく amzn-fake.xyz など)
「24時間以内に対応しないとアカウント停止」などの、急がせる表現
少しでも「怪しい」と思ったら、リンクをクリックせずに、公式サイトに直接アクセスして確認するのが一番安全です。
やってはいけないこと
既にいろいろなところで言われていることですが、怪しいメールが届いたら次のようなことは絶対にやらないようにしましょう。
メールに記載されたリンクを不用意にクリックする
IDやパスワードを入力する
クレジットカード番号を入力する
添付ファイルを開く
返信して個人情報を伝える
前にNHKでも取り上げて注意喚起していましたが、フィッシングメールは年々巧妙になっているので、見た目だけでは判断が難しくなってきています。
以前は日本語が変だったり、おかしな漢字が使われていたりと、いかにも怪しい文面のメールが多かったのですが、当事務所に来たメールを見ていただけばわかるように、最近はおかしな言葉遣いのものは少なくなってきています。
「大手企業の名前だから安心」と思って開いてしまうと、情報漏えいや被害につながる可能性があるので注意しましょう。
ご家族や高齢の親御さんが同じようなメールを受け取ったときも「それ本当に本物か確認しようか?」と声をかけてあげると安心なのではないでしょうか。