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執筆者の写真行政書士 平野雅啓

【PC】互換トナー・互換インクのメリット・デメリットと純正品との比較

更新日:6 日前


行政書士事務所オフィスMです。


申請書類の作成とか、ご依頼者様にお渡しする資料の作成等でプリンターは無くてはならない、というかプリンターが無ければ仕事になりません(^^;

日々の業務で必要不可欠なプリンターなので、コストを考えながら使っていますが、今回は印刷コストに直結するトナーとインクカートリッジについて当事務所の経験をお伝えしようと思います。


当事務所では現在、ブラザーのモノクロレーザー複合プリンターDCP-L2550DWと、EPSONのインクジェット複合機EW-052Aの、2台のプリンターを使用しています。


DCP-L2550DWは書類や資料の印刷、コピー機としてメインプリンターとして利用しています。レーザープリンターだと自動車登録のOCRシートを事務所で印刷・作成して運輸支局へ持っていけるので便利なのですが、純正トナーはネットで安く売っているところを探しても1本8,000円くらいします。


もう一つのEW-052Aは、写真が必要な申請の写真印刷とか、カラーの資料を作成するときに使っているだけなので、DCP-L2550DWより使用頻度は少ないのですが、インクジェットプリンターは印刷できる枚数が少ない割に純正インクカートリッジが高い。よくインクジェットプリンターは「本体を安く売ってインクで儲けている」と言われますが、まさにそのとおりのような気がします。


レーザープリンターにしてもインクジェットプリンターにしても、印刷にかかる経費を少しでも安くしたいので、開業時からプリンターには互換トナーと互換インクを使用してきました。互換トナーや互換インクの口コミには「正常に使えない」「認識しない」といった書き込みがあったりしますが、実際のところはどうなのか、開業からこれまで互換トナーと互換インクを使ってきている当事務所で感じている互換品のメリットとデメリットをお伝えしたいと思います。


※念のため申し上げておきますが、当事務所は互換トナー・互換インクの使用を勧めているわけではありません(←ここ大事です)。購入した互換品が認識されなかった、互換品を使ってプリンターに不具合が生じたなど、互換品を使用して何らかの不都合が生じたとしても、当事務所は一切関知致しませんので念のため😅


 

互換トナー

DCP-L2550DWの純正トナーは、ブラザー公式オンラインショップで1本10,450円(税込み)。先にも書いたように、純正品は安いところをネットで探しても1本8,000円くらいします。

現在当事務所で使用している互換トナーカートリッジは3本セットで4,100円(税込、送料込)。1本あたり約1,367円なので、ブラザー純正品と比較すると4分の1以下です。

届いた互換トナーはこちら。安くても結構しっかりした梱包で届きます。

内容物はトナーカートリッジ3本の他に、トナーカートリッジの交換方法が書かれた取扱説明書と、トナーカートリッジが認識されない場合の対応方法が書かれた説明書が入っています。


先代のDCP-7030からずっと互換トナーを利用してきましたが、これまで発生した不具合といえばトナーカートリッジが認識されないことが1回あっただけで、それ以外は全く問題なく使用できています。互換トナーを使用したことによると思われる故障も今のところ発生したことがありません。

これまで使用してきたトナーカートリッジの数から考えると、今のところ使えないトナーカートリッジに当たる確率は1割にも満たないと思われますので、純正品と比較したときの経費削減効果は相当なものと考えられます。


【互換トナーのデメリット】

(1)純正品だと2,000枚くらい印刷できることになっていますが・・・互換品は1,000枚〜1,500枚くらいで印刷がかすれてきたり交換のメッセージが出たりする(正確に数えているわけではありませんが)。


(2)稀に認識されないモノがある。説明書に記載されている「認識されない場合の対応」をすべて試したけど全く認識されず、ゴミになりました。なお、当事務所ではこれまで認識されなかったものは1本だけしか経験ありませんが、当たりが悪いと全滅という可能性も否定できない。


(3)互換トナーを使用すると、故障した場合は保証期間内でも有償修理になる。また、本体の寿命を縮めてしまう可能性が否定できない。


【互換トナーのメリット】

(1)純正品と比較して安い(←これが一番)。


(2)印刷品質は純正品と比較しても問題ないレベルで使える(ほんの少し色が薄いような気がするだけで、問題なく使える)。


【当事務所の評価】

先代のDCP-7030からずっと互換トナーを利用してきましたが、認識されないことは稀なことに加え印刷品質も問題ないので、当事務所では互換トナーを使わないという選択肢はありません。印刷している量を考えると経費削減効果は相当なものと考えられます。


 

互換インク


EW-052Aのインクカートリッジは、EPSONダイレクトショップでブラックは1本1,950円(税込み)、他のカラーインクが1本850円(税込み)なので、単品で4色揃えると4,500円です。

4色パックだとちょっとだけ安くて4,380円(税込み)ですが、色によってインクの減り方が違うので単品で欲しい場合も出てきますし、何よりもEW-052Aの場合、純正4色パックを2回購入すると本体を購入した金額とほぼ同等になってしまいます。


現在使っている互換インクは各色2本入り、合計8本で2,580円(送料、税込み)。

4本(4色)では1,290円になるので、純正品の4色パック4,380円(税込み)と比べて3分の1以下です。

うちの事務所では常に各色3〜4本予備を置いておくようにしています。

エプソン純正のインクは、ブラックが顔料インク、カラーインクは染料インクのようですが、互換インクは全色が染料インクのようです。

顔料インクのほうが印字がはっきりして印刷品質が高く耐水性も良いようですが、当事務所ではそこまで高い印刷品質を求めているわけではありませんので互換インクで問題ありません。


【互換インクを使うデメリット】

(1)プリンターに互換インクを装着すると「純正品ではない」という警告が出る。「現在装着しているインクカートリッジをそのまま使用しますか?」で「はい」を選べば問題なく使えますが、インクカートリッジを交換するたびに警告が出てくるのがちょっと面倒。

「エプソン非純正品が検出されました」表示

(2)画面に表示されるインク残量はデタラメ。まだかなりインクが残っている状態でも「インク残量が少ない」と表示されます。なので、時々インクカートリッジを取り外して、カートリッジを振って入っているインクの残量を確認することにしています。


(3)電源を入れたままにして長時間放置しているとインク詰まりが起きやすいようです。使ったあとに電源を切るのを忘れて翌日使うとインクが詰まってクリーニングしなければならない、ということが純正品と比べて起きやすいように感じます。ただこれは、使い終わったらすぐに電源をOFFにすることでかなり解消されます。


(4)フォト用紙に写真をきれいに印刷したい場合、純正品より色が悪い(ような気がする)。


(5)互換トナーと同じで、互換インクを使用すると故障した場合は保証期間内でも有償修理になる。本体の寿命を縮めてしまう可能性もある。


【互換インクを使うメリット】

(1)純正品より安い(←やっぱりこれが一番)。


(2)入っているインクの量が多いのかわかりませんが、純正品より印刷できる枚数が多いように感じます。ただし、表示されるインク残量がまったくアテにならないので「まだ大丈夫」と思って使っていると印刷中にインクがなくなることがあるので注意が必要です。


EW-052Aはもともとあまり印刷品質が良い方ではないのでしょうが、申請書の写真を印刷したりお客様へ出す年賀はがきを印刷する程度であれば互換インクで十分です。

インクカートリッジを交換した際の警告とか、インク残量がアテにならないというデメリットはありますが、元の値段が安いので「互換インクで使って、壊れたら買い替え」という感じで使っています。


 

互換トナーや互換インクは、当事務所のようにコストを最優先に考える方にとっては魅力的な選択肢ですが、やっぱり保証やトラブルのリスクはゼロではありません。「コスト」を最優先に考えるのであれば互換品、「品質」や「純正品の安心感」を優先するのであれば純正品を利用するのが良いのでしょう。この記事が少しでもその判断の助けになれば幸いです。


最後までお読みいただき、ありがとうございます。



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