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  • 執筆者の写真行政書士 平野雅啓

【ビザ申請】外国語文書の翻訳

更新日:2023年10月25日

行政書士事務所オフィスМです。


実は学校で習ってきた英語もろくにできない私ですが、ビザ申請に関連してタイとかベトナムとかの外国語の文書を日本語に翻訳しなければならない場合があったりします。


どんなときに外国語の文書を日本語に翻訳しなければならないのかというと、これまでにやってきたものでは例えば留学ビザの申請の際に申請人が卒業した外国の大学の成績証明書とか、技術・人文知識・国際業務の申請をする際に申請人が卒業した大学の卒業証書や成績証明書、国際結婚手続で外国人の婚姻要件具備証明書、日本人の配偶者等の申請で外国の結婚証明書、他に永住許可申請で申請人が外国に持っている預貯金の残高証明書の日本語訳を作成したりとか、入管もそうですけど、婚姻要件具備証明書等、日本の役所に提出する外国語の文書は日本語訳を付けなければならないので、依頼があれば日本語訳の作成を承っております(別途翻訳料をいただいておりますが・・・)。

とは言っても、英語もろくに勉強してこなかった私がタイとかベトナムとかの文書を理解できるハズがありません。

それではどうやって翻訳してるのかというと、当事務所の場合は翻訳サイトを使って日本語に翻訳するわけですが、一つの翻訳サイトだけの翻訳結果だけでは間違いがあったりするかも知れませんし、おかしな日本語訳が出てきたりもしますので、複数の翻訳サイトの翻訳結果を比較しながら日本語訳を作成しています。

ところでこの翻訳サイト、同じ言葉を入れてもサイトによって翻訳結果が違うことがよくあるのですが、ときには全部のサイトが全く違う翻訳結果を出すので、一体何が正しいのかよくわからないこともあったりします。


一例として、ベトナムの工科大学の卒業証明書と成績証明書の日本語訳作成のご依頼をお受けしたときには下のような翻訳結果になったものがありました。

↑土木工事


↑船舶工学

「土木工事」が「船舶工学」になっちゃいました😅


↑エンジニアリング作業

「作業」ではないと思いますが・・・(^_^;)


↑最後はこれ

どろどろエンジニアリング」って何?

もはや意味をなしていない


上のように翻訳サイトごとにまるで違う翻訳結果になってしまう場合には、単語を一つずつ削除してみたり、単語ごとの意味を調べて日本語の意味を推測してみて、推測した日本語を今度は逆に対象の言語に翻訳して同じ結果になるか試してみたり、一度英語に翻訳して、英語に翻訳したものを今度は日本語に翻訳、更にその日本語を対象の言語に翻訳して結果を比べたり・・・と試行錯誤しながら訳を進めています。

ちなみに、上の例では「土木工学」とか「土木エンジニアリング」と訳すのが妥当な感じでした。


ネット検索すると出てくる翻訳サイトをいくつか使ってみましたが、Google翻訳とBing翻訳が割とまともな翻訳結果を出してくれることと、対応言語が多いので使いやすいように思います。他にDeepL、Weblioも使ってみたことがありますが、ベトナム語とかタイ語に対応していないので、一度英語に翻訳してみる以外はあまり利用する機会がなかったのでよくわかりません。


中国語と韓国語は日本語能力検定試験N1に合格した方に翻訳をお願いするので早くて正確な訳ができるのですが、その他の言語はいつもこのように頭を抱えながら翻訳しています。


ところで、以前私が翻訳をしたベトナム語の文書を公証人役場で認証を受ける必要があって公証人役場へ行ったのですが、その時の宣言書の文言が「私 平野雅啓は、ベトナム語に堪能な平野雅啓が、ベトナム語の原本を日本語に翻訳した文書であり、その翻訳が正確かつ原本と相違ないことを宣言する。」となっていたので公証人の先生に「ここの部分、ホントはベトナム語に堪能なGoogle翻訳が、なんですけどね(^^;)」と言うと「そういう人は結構いますけど、宣言書の文言はこのように決まっていますから(^^)」と言われました。

同じようにやっている方は他にもいるようなので何だか安心しました(^^)


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