「申請や手続きで戸籍謄本(抄本)が必要なんだけど、本籍地が遠いから取りに行くのが大変」と思っている方が意外といらっしゃるように感じますが、戸籍は本籍地の市町村に郵送で請求しても取得できます。
郵送で戸籍を請求するには次のものを用意してください。
(1)戸籍証明請求書
(2)請求者(ご自分)の免許証や個人番号カードのコピー
(3)郵便局で手数料分の定額小為替を購入
(4)自分の住所と氏名を書いて料金分の切手を貼った返信用封筒
(1)の戸籍証明請求書は市町村のホームページを探せば見つかると思いますので、ダウンロードしたものを印刷して必要事項を記入します。「スマホだから、見ることはできるけど印刷できない」とか「プリンターを持っていない」という場合でも、便箋等に手書きで必要事項を漏れなく記載すれば請求できる役所もあるようなので、印刷できないという方は役所に問い合わせてみるとよろしいかと思います。
(3)の手数料は市町村によって手数料額が違う場合があるようですので、市町村のホームページや電話で確認しましょう。私が知っているところでは、札幌・旭川・苫小牧では戸籍謄本・抄本が各450円、除籍・改製原戸籍謄本、除籍・改製原戸籍抄本が各750円の手数料が必要です。
用意ができたら(1)~(4)を全部封筒に入れて市町村の住民課とかの担当部署へ送付すると、早ければ3日くらいで戸籍が送られてきます。
同じように「戸籍の附票」とか「身分証明書」も郵送で請求することができます。
パスポートを申請する時には戸籍謄本(抄本)が必要ですし、警備会社に入社する時とか、検定合格証交付申請や警備員指導教育責任者資格者証交付申請などでは「身分証明書」が必要になります。
「本籍が遠くて行くのが大変」という方は、郵送での請求をお試しください。
最後に「本籍をよく覚えていない」とか「自分の本籍がわからない」という方は、役所でご自分の住民票を取得しましょう。住民票交付申請書には「住民票に本籍を記載する」という項目がありますので、ここにチェックを付けて住民票を請求すると本籍が記載された住民票が交付されます。