業務で使っている無料ソフト(1)-「フリーウェイ経理Lite」
- 行政書士 平野雅啓

- 5 日前
- 読了時間: 5分
行政書士事務所オフィスMです。
当事務所では、いろいろな無料ソフトのお世話になっています。
無料ソフトの利用は、開業にかかる費用を削減したり、ソフトウェアにかかる経費の削減で本当に助かっています。
最初の今回は、その中から事務所開業から現在まで、ずっとお世話になっている「フリーウェイ経理Lite」をご紹介します。
開業当初の不安
事務所を開業して税務署に開業届けと青色申告の届け出をしましたが、これまで自分で会計なんて、一度もやったことがありません。税務署に提出する「所得税の青色申告承認申請書」に記載されている「備付帳簿名(青色申告のため備付ける帳簿の名を選択してください。)」という帳簿の名前を見ても「?」というレベルで、「自分で帳簿をつけたりしていけるだろうか…?」という不安がありましたが、そんなことは言っていられません。
ネットで伝票の種類や起票のほか、仕分けの仕方を調べたり、会計ソフトをいろいろと探しているうちに見つけたのが「永久無料で使える」というフリーウェイ経理でした。

フリーウェイ経理Liteのホームページには、
・0円で使用できる
・ずっと無料で使える
・安心して使用できる
と記載されていましたので、無料で使えるのなら、ということで試してみることにしました。
フリーウェイ経理Liteのダウンロード
フリーウェイ経理Liteのダウンロードは、フリーウェイ経理Liteのホームページから「料金プランを見る」→「無料版ユーザーになる」を選んで、無料版の申込み画面で会社名(個人事業主は「個人」と入力する)と担当者の氏名、メールアドレスを入力して送信するだけです。


登録したメールアドレスに「簡単導入ガイド」のPDFのダウンロードリンクが送られてきます。
実際に使ってみて
当事務所では、開業からずっとフリーウェイ経理Liteだけを使っているので、他の会計ソフトとの比較はできないのですが、使い続けている理由を紹介してみたいと思います。
画面がわかりやすい
画面構成がわかりやすくて、すぐに入力を始められます。
無料ソフトにはよくありますが、画面の右側に広告とかお知らせが表示されます。私は全然気にしませんが、気になる人は気になるかも。
↓

仕訳データ入力画面
画面上の「追加」でデータを入れていきます。
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「貸方」「借方」は、「よく使う科目」、「資産等」、「売上・売上原価」等の項目の中から該当するものをクリックするだけなので簡単です。
↓

私のような会計ソフトを一度も使ったことがない初心者でも使い始められました。
ただ、どの会計ソフトを使うにしても言えることでしょうけど、「貸方」だの「借方」だのの会計の用語とか、何を「貸方」に入れて何を「借方」に入れるのかといった決まり事は、予めネットなどで調べておかなければなりません。まったく何もわからない状態でいきなり誰でも使えるわけではありませんので、念のため。
開業から使い続けている理由
必要な帳簿がそろう
入力した仕訳データから「総勘定元帳」「決算報告書」など、必要な帳簿類を自動で作成してくれます。
毎年の確定申告では、確定申告の画面で貸借対照表を別に入力しなくても、印刷した確定申告書と一緒にフリーウェイ経理で作成した決算報告書(→貸借対照表、損益計算書も含まれている)を提出するだけで済ませていました。
アップデートもしてくれる
新しいバージョンが出るとフリーウェイ経理を起動したときに知らせてくれて、アップデートしてくれます。
アップデートももちろん無料です。
何より無料で使えるのが大きい
他の会計ソフトは使ったことがありませんが、実際に困らないだけの機能がすべて無料で使えるというのは本当に助かります。
個別のサポートはありませんが、基本的な使い方はガイドやヘルプページで十分補えるのだと思います。
私の場合、マニュアルを見なくても適当にやってこれまで使ってこられていますので、ちゃんとオンラインマニュアルを確認しながら使えば、まだまだ使っていない便利な機能があるのかも知れません。
デメリット:フリーウェイからメールが来ます
こういった無料ソフトにはよくあることですが、ダウンロードの際に登録したメールアドレスにフリーウェイから「お知らせ」とかのメールが来るようになります。私は大して気にもしていませんが、面倒に感じる方もいらっしゃるかも知れません。
フリーウェイからメールが来る頻度はそれほどでもないので、私みたいにあまり気にしない方は平気だと思いますが、メールが来ること自体が鬱陶しいと思う方は注意です。
最後に
フリーウェイ経理Liteを試してみたい方は、下のリンクからホームページにアクセスできますので、こちらをご覧ください。
何だか「フリーウェイ経理の回し者じゃないか」と疑われそうな気もしますが、私と同じように、開業にあたって会計ソフトを探している、という方は、無料で使えるので試してみる価値があるのではないかと思います。参考にしていただけると幸いです😊
※この記事の情報は2025年10月22日時点のものです







