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整備済み品のPCを買ってみました!

  • 執筆者の写真: 行政書士 平野雅啓
    行政書士 平野雅啓
  • 11月13日
  • 読了時間: 9分

行政書士事務所 オフィスМです。


現在うちで使用しているPCは、行政書士事務所で使っているHPのデスクトップとHPのOmniBook Aero7-13、ネットショップの作業場で使っている富士通FMVBIBLO MG75Y、それに自宅用でHPのStream Laptopを使っています。


この自宅用のHP Stream Laptop は、もともと業務で外出の際に持っていくPCとして使っていたのですが、Windowsでは重くて使い物にならなくなったので、OmniBook Aero7-13を購入して以来使わなくなっていました。


Windowsでは重くて使い物にならなくなったStream Laptopについては、以前の記事





でご紹介していますが、試しにQ4OSを入れてみたところ、そこそこ使えるようになったので自宅用で使っていました。が…ホームページの更新やブログ記事作成で読み込みが遅かったり、ファイルのアップロードの反応の鈍さが気になるようになってきました。一度気になり始めると、だんだんストレスが溜まってイライラするようになっちゃいますよね。そこで自宅専用のPCを1台購入することにしました。


自宅用で使用するPCなので中古品で十分です。Amazonを見ていると「整備済み品」というものがあったので、購入を検討してみることにしました。

整備済み品とは?

Amazonの整備済み品については次のような説明があります。


「整備済み品」とは、再生品・中古品・展示品・開封品などを、認定された出品者が「機能・外観・クリーニング・検査」を経て販売する製品カテゴリーで、


・出品者は、Amazonの定める品質ポリシーに基づいて「新品同様を想定できる外観・動作」を検査・修理・クリーニングし、再梱包して提供していて、


・外観・スクリーン・本体・機能面・バッテリー・付属品の6項目について基準があり、商品状態が「可」のものでも「バッテリーは元の電池残量が80%以上残っています」などの条件が設けられていて、


・「最低 180日間の出品者保証が付いています」と明記されています。また「正常に機能しない場合、購入から180日の期間中であればAmazon認定出品者が交換又は返金します」とも明記されています


基準が明記されているので、もし故障していたり違うものが届いたりしても保証があるので、ネットオークションとかフリマアプリで変な中古品を買うよりも良さそうです。


整備済み品のPCを見ていると、安いものは1万円代からありますが、せっかく買うのであれば少し長く使えそうなものにしたいので、Dynabook、Let'sNoteなどを比較しながら検討してみて、富士通のLIFEBOOK を購入することにしました。このLIFEBOOK、確か開業して1年くらいしか経っていないころだったと思いますが、ある行政書士の先生が使っていて、軽さに驚いて自分も欲しいと思ったことがあるPCです。

LIFEBOOKもいろいろな型番のものが出品されていますが、第8世代のCOREi5搭載でWindows11Pro・Office2021も入っていて税込み・送料込み28,000円でおつりが来るU939を見つけましたので、こちらを購入することにしました。


富士通 LIFEBOOK U939

CPU:Intel Core i5-8365U

メモリ:8GB

ストレージ:SSD256GB

パネルサイズ:13.3インチ


富士通のホームページによると、LIFEBOOK U939は2018年下期発売の法人向けPCで、標準状態ではWindows10Proのようですが、ホームページにWindows11アップグレード対象機種になっていますので、入っているWindows11Proは対応していない機種に裏技で入れたものではなさそうです。

Windows11アップグレード対象機種(富士通ホームページ)


ところで、同じLIFEBOOK U939でも出品者によって結構値段が違います。今回はいろいろと見比べて安く出品されているものを選んだので、どんなものが届くのかがちょっと気になるところです。

実際に届いた「整備済みPC」

11月3日に注文、11月4日に発送済みの案内メールが来て、11月6日に届きました。


整備済みPCのLIFEBOOK U939
天板に10cmくらいの長さの線キズがあるのですが、写真に写りませんでした
整備済みPCのLIFEBOOK U939
画面にはキズがありません

整備済みPCのLIFEBOOK U939(裏面のシール)
品名・型名等が記載されているシールは少し文字が擦れてきています

早速チェックしてみました。


同梱品

PC本体の他に入っていたものは

・ACアダプター1個

・保証の内容が書いてある紙1枚

・説明書1枚

付いてきたACアダプターは、型番を見ると純正品のようです。


外見の状態

整備済み品のレビューを見てみると、外見の状態が「新品同様だった」というものから「それなり」までいろいろ書かれています。同じ機種を何台も在庫している中から無作為に選んで送ってくる中古品でしょうから当たりハズレがあるとは思いますが、今回うちに届いたものは思っていたよりきれいでした。

天板に長さ10センチくらいの線キズがついているほか、底面のシールが少しはがれてきているのと、底面に小さいキズや塗装の剥がれがありますが、キーボードのテカリや文字のカスレもなくタッチパッドもきれいな状態なので、中古品としては状態は良い方だと思います。割と当たりの方だったのではないでしょうか。


Amazon整備済み品の基準では、外見の状態が「非常に良い状態」で「30センチ離れたところから見ても外観上の損傷はみられません」、「良い状態」で「本体には軽い傷がありますが、商品を30センチ離して持った際にほとんど目に見えません」、「可」で「本体には30センチ離して持った際に見える傷あり、触ると傷がわかります」と記載されています。

天板のキズは近くでみるとわかりますが、光の加減や角度によっては見えないので、この基準では「良い状態」という感じです。


整備済みPCのLIFEBOOK U939の状態説明
キーボードとタッチパッドはきれいでした
整備済みPCのLIFEBOOK U939(裏面のシールが剥がれかけている画像)
裏面シールの剥がれ

整備済みPCのLIFEBOOK U939の裏面のキズの状況
裏面の一番目立つキズ

Windowsの仕様を確認

商品説明どおりWindows11Proでした。

Windowsの仕様画面
Windowsの仕様

デバイスの仕様も確認

こちらも商品説明どおり、プロセッサがCore i5-8365U、メモリは8GBになっています。

デバイスの仕様画面
デバイスの仕様

バッテリー

Amazon整備済みPCの基準は、「バッテリー容量は80%以上残っている」となっていますので、届いたその日にWindowsの「powercfg.exe /batteryreport」を使って確認してみました。

(フル充電容量)÷(設計容量)×100で計算すると、結果は約76%でした。基準より4%低い数値です。4%は個体差の範囲なのか、それとも出品時にきちんとチェックしていないのか、はたまた、「こんなことをいちいち確認するヤツはいない」と思っているのか。Windows標準の機能で簡単にチェックできるものですから、4%でも少ないのはちょっと残念です。


Windowsバッテリーレポート
DESIGN CAPACITY(設計容量)が50,256mWh、 FULL CHARGE CAPACITY(フル充電容量)が38,347mWhになっています。

気になるバッテリーの持ちですが、「ディスプレイの明るさ」を20にして、100%充電状態からワープロで文書作成して、途中からVLC media playerで音楽を再生しながら5時間使ってみてバッテリの状態が残り18%くらいだったので、ディスプレイの明るさを落とすとバッテリーだけで半日使えそうです。カタログ値で標準バッテリーの駆動時間が約9.5時間になっていたので、5時間使えればまずまずといったところなのでしょうか。


MS Office

確かにMS Office 2021が入っていました。Officeだけでも買うとこのPCのお値段以上だと思いますから大変お得です。が、正規品なのかが疑問です。

Officeのライセンス契約同意画面
ライセンス契約に同意して大丈夫なのかな?

ライセンスの問題がわからないので、念のためLibreOfficeも入れて事務所同様に普段はLibreOfficeを使うことにしました。


その他のアプリ

KINGSOFTの無料セキュリティソフトが入っていましたが、邪魔なのですぐ消しました。当分の間はWindows標準のMicrosoft Defender を使おうと思います。


他にはVLC media playerが入っていました。


Windowsアカウントの追加と種類の変更

届いた状態では、電源を入れると「USER」というアカウントでWindowsにログインするように最初から設定されていました。パスワードも何も入れなくてもWindowsが使えるのですが、これだと電源を入れれば誰でも使えちゃうので困ります。そこで、事務所PCで使っているアカウントを追加して使うことにしました。

アカウントを追加した後、最初から設定されている「USER」からサインアウトして、追加したアカウントでサインインし直せば、次回から追加したアカウントでWindowsにサインインできるようになります。


新しく作成したアカウントでサインインした後は、「コントロールパネル」の「ユーザーアカウント」⇒「アカウントの種類の変更」で、アカウントの種類を「管理者」に変更しました。これでアプリのインストールやシステム設定など、このPCのすべての設定を変更できるようになります。


不要なアカウントの削除

更に、最初から設定されていた「USER」アカウントをここから削除してしまうと、パスワードなしでこのPCを使われる心配がなくなります。

※アカウントを削除する前には、必要なデータが残っていないか確認してから削除してください。


OneDriveの設定

今回のPCは業務用で使用するわけではないので、このPC上のファイルはOneDriveで業務用PCと同期する必要がありません。それより、遊びに行って撮ってきた写真とか仕事に関係ないファイルが勝手にアップロードされてしまうと、業務用で使っているところに要らないものが混ざりこんだりして困っちゃいます。なのでOneDriveの設定から同期をOFFに設定しました。

OneDriveは便利なんですが、勝手にファイルをアップロードしてしまうところが困りものです。Q4OSを使っていたFMVBIBLO MG75YやStream Laptopでは、業務用PCと共有する必要があるファイルはGoogleドライブにアップロードして、必要がなくなったら削除していたのですが、OneDriveだと何もしないと勝手に同期されてしまうので、必要がない方は忘れずに同期をOFFにしておきましょう。


性能面

Stream Laptopより確実に快適です。


・起動が速い→電源を入れて10秒くらいで起動します


・アプリの起動も事務所で使っているPCと変わらない


・ホームページ・ブログの更新が、事務所で使っているPCと同程度にストレスなく作業できる


⇒Stream Laptopの性能が低すぎただけですね😅


Webカメラ

内臓のWebカメラは問題なく使えました。


軽い!

重さが実測で882gでした。

今年事務所用に買ったOmniBook Aero7-13が約1000gで「軽い!」と喜んでいたのですが、更に軽いです。

自宅での使用はもちろんですが、プライベートで出かけるときに持って行くにも軽くて良いです。


整備済みPCのLIFEBOOK U939の重さを量っている画像(重さ882グラム)

今回の整備済みPCの評価


外観のきれいさ ⇒中古品としては〇


バッテリー残量 ⇒Amazonの基準80%以上を少し下回っていたので△

※それでも5時間使えたところは〇


動作・快適さ ⇒性能・持ち運びしやすい大きさ・軽さ◎


コストパフォーマンス ⇒Windows11、Office2021が付いてこの価格は



今回はじめて整備済み品のPCを買ってみましたが、私個人の意見としては次のような方に向いていると思います。


1.最新のPCは必要ないので中古を探している方

2.中古品で良いけど、ハード〇フとかの中古品は結構良い値段なのでもっと安く買いたいと思っている方

3.中古品だと割り切って見た目を気にしない方(ハズレを引いても気にしない方)

4.ExcelやWordを使うのでMS Officeが入っているPCを安く買いたい方(正規のライセンスかどうかは不明ですが😅)


私の場合は1~3ですが、試してみてよかったと思います。

業務用ではないものは次回からも整備済み品で十分ではないかと思います。

次はネットショップ作業場専用PCの買い替えが必要になったときに利用したいと思っています(^^♪




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